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zoom RSS 濃密な愛と夜の闇

<<   作成日時 : 2016/08/20 09:14   >>

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昨日は中3で人体について語った。

こういうときに、肝臓について教えるとき、母の生体肝移植の話をすることがある。

肝臓がいかに大切な臓器か、また、家族のためにどこまで自分を捧げられるか。

俺は母親への最低限の恩返しとして、ドナーになることを選んだ。人生をやり直したとしてもまたそうするだろう。

ただ、ドナー側の痛みもかなりひどく、眠れない日々が続き、半年は体調があちこちおかしかった。

現在は完全な健康体。パーフェクトヒューマンである。(笑)

中3の生徒に同じような状況になった場合、親に肝臓を提供できるかどうか聞いてみた。

ガチに考えて、手術台に上ることのできる人は手を挙げてみて、と言ったら、半数ちょいの生徒が手を挙げた。

三分の一以上の生徒は手を挙げなかった。これがリアルなんだろう。

親に対する思いは人それぞれ。

俺も父が肝臓を病んでいたとしたら、提供しなかっただろうな。

母と同じころに肝移植した福井の男性は、子供たちから肝臓をもらえず、奥さんから移植された。

しかし、拒絶反応が出て、術後はかなり苦しんでいたようだ。

親は自分の子のためには、喜んで体を差し出すだろう。

しかし、子はそうではない。親への愛の深さは人それぞれ。

子育ての難しさはこんなところにもある。

愛は注いだ分しか返ってこないし、愛し方にも正しい方向性がある。

俺は命を懸けて愛されるほどの親でいたいと思う。


授業後、寺西くんとみるき先生と三人でバイクツーリングした。

少し生ぬるい夜風は、走り出すと心地よく、闇の中でいろんなものの匂いを風に濃密に含ませて送り届けてくれた。

最初三人で走ったときは、心配でスロースピードで後ろを気にしながら走ったが、今はそんなこともない。

ある程度のカーブならちゃんといい角度でバンクさせながらついてくる。

福井の浜地海水浴場まで走り、夜の波と少し戯れた。

画像


月の明るい夜で、走りながら追いかけてくる月を時折見ていた。

たった1時間ほど走っただけで、三人にとってこの夜は消えない夜になる。

人生は工夫次第で、闇の中の匂いと同じように、濃密に生きられるようだ。

さて、今日は何を刻む日にしようか。消えない一日を作っていこう。




http://schoolwake.com/ 上原先生ブログ

http://ameblo.jp/462462abc/  寺西先生ブログ

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
仕事柄移植を希望する方々と接する機会があります。親子間、夫婦間、死体間移植、様々なケースがあります。生体間移植の場合、ドナーに非常に大きなリスクを伴うことから、子から親への移植は少なめです。子ども側にも葛藤があります。自分の将来、家庭を持っている方なら配偶者や子どもの将来。親側も子どもからは絶対にもらわないと言われる方もいます。
先生の場合はこれらについて当事者をはじめ周りの方の理解、協力があったので手術に臨むことができたのかなと思いました。
ドナーになることで愛情の深さを言われいるような気がしたのでコメントしました。
ドナーにならなくても親を大切に思っている方はたくさんおられます。移植をしないということは、死、ですから。
でも先生のお母様を思うお気持ちには深く感動しました。
ナースママ
2016/08/20 17:20
確かにその通りですね。

周りの理解と協力があったから踏み切れたんだと思います。

ドナー=愛情の深さとは限りませんね。

くぼごん
2016/08/20 19:14

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