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<<   作成日時 : 2015/10/09 16:13   >>

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今日は朝から金沢で映画会に参加してきた。

金沢芸施術市民村というところの古民家で、「つ・む・ぐ〜織人は風の道をゆく」という映画の自主上映会があった。

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監督の友人が、俺の友人の小坂さんで、直接映画監督と話せる機会もあるというので、早起きして行ってきた。

市民芸術村はいい場所。

広い芝生では、老人たちがゲートボールの大会をやっていた。

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赤レンガの建物の端に古民家があり、そこの二階で上映するらしい。

受付を済ませて二階へ上がると、なんと座布団敷いてあり、監督自ら映像の調整をなさっていた。

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後で足の悪い高齢の御婦人がいらっしゃり、床では辛そうだったので、すぐに階下へ飛んで行き、折りたたみのイスを二階へ運んだ。

「ありがとう、これなら何時間も座って見られます。」と拝んでくれたおばあちゃん。

実のところ、俺もスキーで膝をやっているので、正座や床に直接座るのは苦しい。気持ちはよく分かる。

運営側はもう少し気配りして欲しかったなあ。

映画は百分ほどのもので、ドキュメンタリー。

さとう うさぶろうさんというデザイナーが、天啓を受け、地球をだめにしないための衣服を作ろうとしたところからこの映画は始まる。

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いい布を追い求めて、彼がたどりついたのは、タイの奥地の村。

そこで婦人たちが織る布の色合いと手触りに感動し、彼がデザインして日本で販売することに決めた。

その村の老婦人がこんなことを言っていた。

「村に電気がきて便利になったら、お金がかかるようになってしまった。昔よりずっと忙しくなり、男たちは金を稼ぐために村を出ていってしまった。」

家族で同じ場所に暮らせないなんて、実に不幸なこと。

うさぶろうさんがこの村の布を使うことで、男たちも出ていかなくて済むようになる。

やはり家族はみんなで暮らした方がいい。


船戸崇史という医師は、自分のメスではガン患者を救えないと思い、船戸クリニックという末期ガンの患者を在宅で最後まで幸せに暮らせるような施設を作った。

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ガンの患者からある日彼はこんなことを言われる。

「先生は、自分がガンじゃないから患者の本当の気持ちなんて分からないんだ。」

その言葉の重みを感じているうちに、彼はついに腎臓ガンになってしまう。

「この病は、私が患者の立場になってもっといい治療をできるようにと、天が与えてくれたものです。」

彼はそう言って柔らかく微笑む。なんという大きな優しさと強い心。

うさぶろうさんといい、船戸先生といい、本当にいい笑顔していらっしゃる。

人をひきつけるようないい顔して笑う人は本物だ。


死を突きつけられないと、見えない生がある。

ただ長く生きることになど何の意味もなく、大きく感動し、愛され、人を愛してこその人生。

この映画を見て、そのことを再認識してしまった。

そして俺に出来ることについてもじっくり考えてみた。

「やはり語ることしかできないな。」

言葉を紡ぐことで、人の心にきれいな布を織ることしか俺にはできない。

その布をしっかりした衣服に仕立てあげるのは、これらの生徒たちの生き方。

出来上がった素敵な服を俺に見せに来てもらいたい。


しかし、偶然ってあるものだ。

実はかなり昔、俺も別のブログで「紡ぐということ」というタイトルの文章を書いていたのだ。7年ほど前の話。

以下、そこからの転載。俺の書いた文だから問題なし。(笑)


「紡ぐ」(つむぐ)

語意・・・綿や繭(まゆ)を錘(つむ)にかけて繊維を引き出し、縒(よ)りをかけて糸にすること。

蚕が大人になるためにじっくりと時間をかけて吐き出した糸を、人はまた、丁寧に繊細に紡いでシルクという布地を作る。

気持ちを込めて丁寧に織られた布は丈夫で美しく、数世代に渡って我々の眼を楽しませてくれる。

言葉を紡ぐということもある。

自分の中にある一番美しい言葉を水出しコーヒーのように時間をかけて純化していき、自分の大切な人に届ける。

吐き捨てられた言葉ではなく、シルクのような手触りでほんのりと優しい気持ちにさせてくれる言葉。

そんな言葉を持つには、これもまた時間をかけて経験に基づく生きた言葉を蓄積していくしかない。


愛も紡ぐもののひとつかもしれない。

出会いという繭から、お互いの気持ちの優しさとと美しさをくみとり、少しずつ太い絆に変えていく。

生きる時間ばかり長くなって、生き方の美しさが目減りしてきているような気がする。

一度腰を据えて古き友に手紙を書いてみたりするのもいいかもしれない。


こんな文を書いていた。昔から文才があるよな、俺は。(笑)

縁は異なもの味なもの、やはり不思議な糸で人間関係も紡がれているのである。


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