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zoom RSS 母の日に伝えたいこと

<<   作成日時 : 2015/05/10 06:47   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 4

昨日、中3の授業で、「明日は何の日だ。」と聞いたところ、殆どの生徒が答えられなかった。

「母の日だ。大切な日だ。忘れてはいけない。去年おかあさんにプレゼントかカードをあげた人、手を挙げて。」と聞くと、数人が恥ずかしそうに手を挙げた。

「母親は子供のために無償の愛を与えてくれる存在だ。やってくれることを当たり前だと思って感謝を忘れてはいけない。明日の日曜には必ず何かプレゼントをあげないさい。ポテトチップスひと袋でもいい。できれば、ありがとうというメッセージを付けて。」

親子の関係を深めるためにこんな話をした。

「先生のうちは旅館やっていたけど、貧しくて、お小遣いなんてもらえなかった。だけど、プラモデルとか買いたくて、小4で新聞配達始めた。」

「雨の日も遠足の後も配り続けて一か月、手にしたお金はたった1500円。それでも二カ月で3000円貯めて、おもちゃ屋へ走った。自分で稼いだお金は重く、どんなプラモもそれに見合う価値があるようには思えなく、何度もおもちゃ屋へ行ったが、何も買わずじまい。」

「自宅の旅館に戻ると、売店のショーケースにきれいなブローチが置いてあった。3000円でちょうど買える。母にあげたら、喜ぶかなあと思い、えいって気持ちで買った。今思えば、ガラス細工の安物のブローチだったと思うが、小4の俺にはきれいな宝石のように見えていたんだ。」

「売店のおばちゃんに理由を話したら、とてもきれいに包んで、リボンもつけてくれた。それを持ってすぐに母親のもとへ飛んでいった。当時母親は祖父母にこき使われており、朝五時から深夜二時まで働き続けており、本当に疲れていたんだ。」

「そんな母の唯一の味方は俺だった。そんな母だから、俺が自分で稼いだお金で買ったプレゼントを泣いて喜んでくれた。ありがとう、ありがとう、と何度も言ってくれた。」

「それからしばらくして、小学校で授業参観があった。若い頃の母はきれいで、淡い色のスーツがよく似合っていた。そしてそのスーツの胸には、俺が贈ったブローチがキラリと輝いていたんだ。」

画像



「安物のブローチは決してそのスーツに似合っているとは、言い難かった。それでも母は胸を張ってそれを付けていた。俺はとても誇らしく、幸せだった。」

「もう亡くなった母だが、その死ぬ瞬間も俺は手を握っていた。生体肝移植で肝臓もあげた。そこまで親孝行しても亡くなった今、後悔することが多い。こんな親孝行の俺ですらだ。」

「明日は母の日。二度と忘れるんじゃないぞ。一日ぐらいしっかり親孝行しなさい。」

生徒の何人かは赤い目をして話を聞いていた。

今日も塾長は生徒を泣かしてしまったようだ。


俺の優しさに心打たれた方はポチリ。




PS 昨夜、帰ろうとしたらGWに帰省している教え子から「帰る前に先生に会いたい」とラインきた。こういうのは嬉しい。早速飲みに行って、いろいろ語った。いつまでも誘ってもらえるカッコイイおじさんでいなきゃあね。


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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
昨日塾の帰りにコンビニで母の日のケーキを買ってきてくれました。
急にどうしたんやろ?と思っていましたが謎が解けました。
大切な話しをして頂いてありがとうございます。
なつ
2015/05/10 12:26
ちゃんと行動にうつしてくれましたか。嬉しいことです。

お母様に喜ばれるシップスでありたいんです。
くぼごん
2015/05/10 15:04
今読んで、思わず涙が出ました。
「お母さんありがとう」と一年でも長く言われ続けられるように頑張って長生きしよう。
母をなくしてから、母の日は、そう自分に誓う日になっています。

2015/05/11 23:24
ぴさん、コメントありがとうございます。

長く幸せに生きてください。お子さんが充分に親孝行する時間があるくらいに。
くほごん
2015/05/12 08:09

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