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zoom RSS 江戸時代の漢

<<   作成日時 : 2015/03/02 08:52   >>

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昨日は日曜なのに、入試直前なので、塾で国語の授業を五時間もやった。

その中の古典でかっこいい話があったので、挙げておこう。

上野国の士人の家に秘蔵の皿二十枚ありし。もしこれを破るものあらば一命を取るべしと、世々いひ伝ふ。然るに一婢あやまちて一枚を破りしかば、合家みなおどろき悲しむを、裏に米を舂く男これを聞きつけて、わが家に秘薬ありて、破れたる陶器を継ぐに跡も見えず、先ずその皿を見せ給へといふに、皆色を直してその男を呼んで見せしに、二十枚をかさねて、つくづく見るふりして、持ちたる杵にて微塵に砕きたり。人々これは如何にとあきれれば、笑ひていふ、一枚破りたるも二十枚破りたるも、同じく一命をめさるるなれば、皆わが破りたると主人に仰せられよ。この皿陶器なれば一々破るる期あるべし。然らば二十人の命にかかるを、我れ一人の命をもてつぐのふべし。継ぐべき秘薬ありといひしはいつはりにて、かくせんがためなりと、一寸もたじろがず、主人の帰りを待ちたるに、主人帰りてこの子細を聞きてその義勇を甚だ感じ、城主へまうして士に取り立てられたりしが、果して廉吏なりしとかや。

家宝の皿が二十枚あり、これを割ったら命を奪うと主人から言われていた。

その皿をある女中が誤って一枚割ってしまったので、周りは驚き悲しんだ。

裏で米をついていた男が、「うちに皿を継ぎ目もなく直す薬がある。その皿を見せなさい。」と言うので、その男を呼んで皿を見せたところ、二十枚の皿を重ねて、つくづく見るふりをして、持っていたキネで、全部打ち砕いてしまった。

「なんてことをするんですか。」と言うと、その男は笑いながらこう言った。

「みんな俺が割ったということで、主人に伝えなさい。一枚でも二十枚でも命を取られるのは同じ。もともと皿なんて陶器なんだから、割れるに決まっているものだ。二十枚の皿がいつか割れれば、二十人の命が奪われることになる。それなら俺が全部割ることで、二十人の命を救うことができる。皿を直す秘薬なんてうそです。こうしたかったからです。」

彼は微塵もたじろがず、主人の帰りを待っていたところ、主人が帰ってきてこの話を聞いた。

主人はこの義勇を聞いて、感動し、城主に伝えて彼を武士にしてもらった。

彼はその後立派なお役人になったということである。

出典は江戸時代の作家、伴蒿蹊の「閑田耕筆」。

なんとハードボイルドな話だろう。漢だな、漢。

皿を割る話は会談の「番町皿屋敷」に似ているが、すがすがしい美談になっている。

古典っていうのは、こういう面白い話も実に多いので、嫌わずに読んでもらいたい。

高校の古典は文法ばかりでつまんないが、本来はその時代にタイムスリップできる楽しい読み物なのである。

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ところで、俺も男らしい体つきになるために、昨日から正しい筋トレを始めた。

大聖寺の「中谷接骨院」の若先生の中谷くんから、昨夜指導を受けて、体をしぼることにしたのだ。

彼は、小さい頃、ガリガリといじめられ、悔しさをバネに体を鍛えたと言う。今ではかなりのマッチョである。

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きつい腕立ての仕方やスクワットなどいろいろ習った。

後はそれを毎日やる意志が試されるだけだ。

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ムキムキにまでなろうとは思わないが、出た腹を引き締めて、Tシャツの似合う55歳ではいたいと思う。

さて俺の、アンチエイジングは上手くいくだろうか。一か月後をお楽しみに。(笑)


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コメント(2件)

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いらっしゃいませ!今でも十分スマートだと思うのですが・・・腰おとす姿勢ここまでキレイに出来る事が若いです!!私は尻の重さで無理でした⇩⇩⇩
夏、くぼごんさんの薄着姿楽しみにしています♡
なしめぐ
2015/03/04 13:19
夏に悩殺しますよ。心ゆらいでください、なしめぐちゃん。
くぼごん
2015/03/04 17:04

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